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日本語の歴史4カバー

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日本語の歴史 4

抄物、広大な沃野
書名かな にほんごのれきしよん しょうものこうだいなよくや
著者(編者)名 柳田征司 著
著者(編者)名かな やなぎだせいじ
ISBNコード 978-4-8386-0445-6
本体価格 2,000円
税込価格 2,200円
判型 四六判並製カバー装
頁数 208頁
刊行日 2013年4月25日
在庫 在庫あり
※10冊以上購入ご希望の場合には別途ご連絡下さい。
 日本語の歴史を知りたいと思う人に、それについて思索を廻らすことを促して止まない抄物資料群。
 それは、未開拓のまま、果てしもなく広がっている。
はじめに
一 研究のはじまり
 大矢透氏の注目
 新村出氏の研究
 新村氏急増の抄物
 湯沢幸吉郎氏研究

二 聞書者の言葉
 口語体で書かれている抄物
 なぜ口語体なのか
 清原宣賢の手控と林宗二の聞書
 手控の言葉と聞書の言葉
 聞書者による整備
 講席における聞書
 月舟寿桂の抄物
 林宗二・宗和の抄物

三 講者の言葉
 清原宣賢のゾ体の抄物
 「ゾ」
 『史記抄』の聞書と抄
 『史記抄』における聞書の言葉と抄の言葉

四 抄物文体の発生と深化
 仮名交じり口語体抄の出現
 ゾ体の定着
 清原家の抄物のはじまり
 先行説の継承
 口頭による先行説の継承
 講義と解釈の深化
 彦龍周興の講義
 自立性の獲得
 絵入り読み物化
 抄物の衰退

五 原典の広がり
 原点から見た抄物の広がり
 論語の抄物
 地方僧系とされる『論語抄』
 希頊周顓講『論語講義筆記』

六 書き入れ仮名抄
 五山版『虚堂和尚語録』への書き入れ
 禅語資料として
 ヲコト点
 五山版への書き入れ仮名注
 書き入れ仮名抄の広がり

七 特定の原典を持たぬ一種の抄物
 「きわだやたのみなるらん」
 私が模索していた方向
 きわだとその効能
 詞章変容から見た虎明本
 「雷」のくすし
 なぜきわだなのか
 特定の原点を持たぬ一種の抄物―医学・本草類
 特定の原点を持たぬ一種の抄物の広がり
 詩文類
 辞書・事彙類
 宗義類
 神道類
 その他
 ゾ体口語文体の限界

八 古活字版と整版
 古活字版から整版へ
 『和名集異名製剤記』の諸版
 美濃判本から横本へ
 古活字版と付訓
 製版の付訓
 片仮名交じり体から平仮名交じり体へ

九 発掘と整備
 望まれる発掘と整備
 『洗心経』
 明版を踏まえた著作
 足利学校における著作
 『周易』を「洗心経」と呼ぶこと
 「歓楽」
 『〔易占書〕』
 東京大学国語研究室蔵『蒙求抄』
 講者
 抄物の発掘と整備を
おわりに
あとがき

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